Edgecam 2018 R2

2018R2リリースでは、多様な加工に対応し、生産性を向上するため、54種類の新機能、または機能拡張を搭載しました。

 

荒取りサイクルの先穴アプローチ

荒取りサイクルで先穴アプローチの加工方法の処理を大幅に改善しました。場合によっては時間がかかるドリル穴の位置を、手動で作成するのではなく自動的に作成し、穴あけツールパスを荒取りサイクルに関連付けます。

コマンドを有効化するだけで、穴あけサイクル内で異なる高さと深さ機能を使用し、最適なエントリー位置を自動的に配置します。

 


旋盤荒取りサイクルのアプローチパラメーター

旋盤荒取り加工で、接円の各切削をロールオン/オフすることが可能になりました。両方向のツールパスを作成し、サンドビックのCoroTurn®Prime旋盤インサートと組み合わせて使用することができます。これらの方法により、大幅な時間の短縮と工具摩耗の低減が実現できます。

また、サイクルの干渉チェック機能では、工具と心押台間の潜在的な干渉を自動的に除去するよう機能拡張しました。

 


Edgecam Inspection

Edgecam Inspectionモジュールでは、コードウィザードでの完全なポストプロセッサーのサポートを含む、14の機能改善を実施しました。

主な機能改善には、工作機械と通信するNCゲートウェイの導入や、加工モデルの整列を可能にする 「ベストフィット」計算が含まれます。新たな「四角形」の測定機能と同様に、「オプション」と「ツールパスの検査」ダイアログにも新機能を追加しています。ユーザーは、作業座標系と工具補正の両方を制御して、NC出力と検査レポートのステータスを表示できます。

 


輪郭加工のパフォーマンスと機能改善

ツールパスのアルゴリズム改善により、2018R2では、「ソリッドのフェイスを選択」機能で、大幅にパフォーマンスの改善を実施しました。サイクルが、ツールパス計算のためにデータを収集する処理で、50%を超える加工時間の短縮が実現可能です。

また、加工方法にヘリカルのオプションを追加したマルチパス機能を使用すると、ユーザーにはさらなるメリットとなります。

 


ワイヤーフレームのフィーチャー作成

2018R2は、線分と円弧のデータをソリッドのフィーチャーに変換することで、通常はフィーチャーを作成できない部分にワークフローの加工方法を使用する機能を提供します。加工後、新しいフィーチャーを編集することができ、ツールパスは関連付けを維持します。

 


ヘリカルねじ切りの機能拡張

ミリングと旋盤の両方の環境にあるヘリカルねじ切りで、ツールパスの制御性と柔軟性を改善しました。 5つの新しいパラメータにより、ユーザーは切り込みとマルチパスのツールパスを使用できます。これは、硬材を加工する場合や、より良い表面仕上げが必要な場合に役立ちます。

「アプローチ」タブに新しいオプションが追加され、ツールパスの順序付けを制御できます。

 


回転加工モードで3Dミリングサイクルの使用

ミリング/旋盤環境での3Dミリングサイクルが、回転加工モードでも使用可能になりました。これまで、これらのサイクルは、平面加工モードのみに制限されていました。この機能拡張により、柔軟性を高め、通常は使用不可能だった7つのミリングサイクルの制限を解除し、工作機械に掛かっている加工制限の問題を克服することができます。

 


シミュレーターの機能拡張

同じタレット位置に複数の工具がある場合、旋盤環境では、「有効工具の交換」機能を使用して、シミュレーションで有効な単一の工具をタレットに表示できます。また、新たな「ソリッドミリング工具の簡素化」コマンドを使用し、シミュレーションの再生パフォーマンスを向上させることができます。複雑なソリッドミリング工具を使用する場合、シルエットに変換することで、輪郭を簡素化します。

 


ユーザーエクスペリエンスの改善

ユーザーエクスペリエンスの改善例として、2018R2の初期設定に3つの機能改善があります。ユーザーは、新たな「ツールキットの自動作成」チェックボックスを使用し、ツールキットを有効化することができます。また、NCデータ出力の場合、初期設定の「ジョブ/ツールキットの更新」オプションを使用することもできます。 新たに追加した「切削条件のない工具の警告」を使用すると、誤った切削送りや回転速度の設定を回避できます。

旋盤工具を使用しているユーザーは、ツールストアから「周速一定」を事前に設定できるようになりました。これにより、工具を選択する度に、個別のステータスを設定する必要がなくなります。

端面溝入れ工具の場合、「最小 / 最大直径」を追加することにより、工具説明に詳細を追加できるようになりました。2018R2では、ねじ切り加工サイクルを実行する場合、どの工具タイプも使用できます。

 


ワイヤEDM

Edgecam 2018 R2では、人気のあるAgie、Fanuc、Makino、Mitsubishiコントローラーを含むワイヤEDMモジュールに、28の切削条件データベースを導入しました。

マシンシミュレーションの段階で、「先穴」(ワイヤのエントリー位置)が自動的に作成され、手動でストックに穴を作成する必要性が軽減されます。